八雲神社 左義長

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あちらこちらへ初詣、本覚寺のえびすにも顔を出して、
お正月行事の締めくくりに八雲神社の「左義長」へ。
「どんど焼」だと思っていましたが、
「左義長」「さいと焼」といった言い方もあるのですね。

八雲神社でいただいた説明書きによると、
お正月に子孫のもとにやってきた祖先神(お正月様)を迎えるための
目印が門松などのお正月飾り。
元旦に訪れた神様が15日に元の国へ帰られると言われているそうで、
神様を送る送り火が焚木となり、
この焚木にお正月飾りや古神札やお守りも集めて焼いたのが
この神事の由来とのこと。

我が家もお正月飾りを玄関から取り外し、
「お正月もおしまいだから、どんど焼きで燃やしてもらおうね」と言って、
ウチノコに持たせました。

保育園のリュックにつけていた鶴岡八幡宮のキティお守りもはずして、
「一緒に燃やしてもらうんだよ」と言うと、
「え〜!だめ〜!!」と大げさに驚くウチノコ。
そう言うだろうと思ったけどね。

去年一年守ってもらったお守りには感謝して今日でさよならすること、
今年は新しいお守りにまた守ってもらうことを説明しても、やっぱり悲しそう。
わたしもお守りがどんどん増えていけばいいと思う。
どうして古いお守りを燃やしちゃうの?って思うよね、やっぱり。

ブツブツ言い出しそうなのでさっと古いお守りはわたしのポケットへ隠して、
朝8時過ぎに八雲神社へ。

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到着すると、すでにどんど焼の火はもうもうと大きく燃えていました。

入り口で気持ちの御寄付をし、お札をいただく。

どんど焼の大きな火を見て、びびるウチノコ。
「お飾り、おじさんに渡しておいで」と、
火の番をするおじさんの方へ背中を押しても、
「おかあさん、わたしてきて〜」と消極的。

ポケットからキティお守りを出して、「お飾りと一緒に渡しておいで」と言うと、
諦めたのかしゅんとして、トボトボとおじさんのところへ。
また「だめ〜!」と言われると思ったのに、意外とすんなり。

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その後そっと静かに、少し離れたところから、
火が燃えるのを見つめていました。

去年一年大切にリュックにつけていたお守り。
大きな火のなかで、みんなの大切なお正月飾りやお札やお守りと
一緒に燃えていくのを見ながら、きっとこどもながらに、
何か神聖なものを感じていたんじゃないかな。

お守りを「燃やす」ことは、捨てることではなく、ただ失うことでもなくて、
生き物の命と同じ、循環するものの一過程にすぎない。
それは悲しいことじゃなく、何かにつながっていくということが、
火を見ているとぼんやり感じられます。きっとこどもにも。

・・としんみりしていると思ったら、「おかあさ〜ん、おしるこ〜!」。

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境内の奥のテントでは、どんど焼きの火であぶった、
お餅を入れたお汁粉をふるまってくれていました。
御寄付100円を渡して、あつあつのお汁粉をいただく。
どんど焼きの火で焼いたお餅やお団子を食べると、
風邪をひかないそうです。

ついでにこどもだけの特典は、飴のつかみ取り。
ウチノコの小さな手でつかんだとは思えないほどたくさんの飴を握って、
にこにこ。

帰り道には、すっかり大切なキティお守りのことを忘れてしまったのか、
胸のうちにしまったのか、口にすることはありませんでした。
それよりもウチノコにとっては、
どの飴から食べるかが真剣な悩みになっていたのでした。

by 瀬戸なおよ

<DATA>
八雲神社 左義長(どんど焼き)
2008年1月14日 8時〜9時半
八雲神社(鎌倉市大町1-11-2)
拝観料無料

<こづれ豆知識>
鶴岡八幡宮、鎌倉宮などでも同じ時期にどんど焼きをおこなっていますが、
材木座の五所神社のどんど焼きは、材木座海岸でおこなわれ、
汐神楽と一緒にたのしめます。
他のどんど焼きに比べてスタートが遅く(11時〜)、
保育園のこどもたちもたくさん見学にきていて、真剣に見ていました。

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