産院での生活日誌 2007年1月
ユキムラの丸山産婦人科入院記
1月10日(1日目)
朝6:00に体温と子宮収縮の検査の為、起こされる。今朝がたの出産で、興奮状態にあったのか、なんだか殆ど眠れなかった。
赤ちゃんはずっと新生児室で預かってくれているので、なんだか産んだのが嘘のよう。
ただ、子宮収縮の痛みと、縫合したところが痛い痛い! トイレや歩くのや座るのに大奮闘。
産んだ後もこんなに痛いとは思わなかった〜。痛さは産んで終りではないのだ。
体は痛いけど、それでも産んだのが夢のようで、時々新生児室に赤ちゃんを見に行った。
その時はまだ溢れる様な愛情ってわいてこなくて、ただ不思議な気持ちだった。
その日は穏やかに本を読んだり、ボーっとしたりで、夕食後すぐに寝てしまった。
とても深い眠りだった。
1月11日(2日目)
昨日1日がとても長く感じた為か、産んだのが2〜3日前のことのように感じる。
相変わらず縫合したところが痛い。それと、起き上がって胸が鉄板みたいになっているのにびっくり。
しかも張って張って痛い。でもお乳はにじみ出る程度で、赤ちゃんが吸えるまでいかない。
いつからちゃんと出るようになるんだろうか???
そういえば、お産に関しての痛さは耳にタコが出来るほど痛い話を聞いていたけれど、おっぱいに関しては何も皆言ってなかったので、こんなに痛いなんて、思いもしなかった。聞いてないよ〜!と涙・・・
今日から赤ちゃんが同室でミルクやおむつも自分で換える。
おっぱいについても今日からトレーニング開始だ。
おっぱいマッサージのVIDEOを見て、マッサージしてもらったり、してみたり。
ミルクの時間には、赤ちゃんにミルクより先に出なくてもおっぱいを必ずくわえてもらう。
乳が出るようにするためには赤ちゃんに吸ってもらわないと出るようにならないとの事。
慣れないのでとても時間がかかる上、3時間ごとの授乳なので、いきなり忙しくなって困惑。
でもおっかなびっくり赤ちゃんに接する中で、気持ちの中に愛情が溢れてきた。
泣いても可愛くて愛しいと思う。ユキムラついに2日目にして母性大放出だ。
そんなこんなで自分のあちこちの痛さにも、赤ちゃんに対しても必死で、疲れ果て、夜は9時に赤ちゃんを預けて就寝したのだった。
1月12日(3日目)
朝、起き上がって、胸に違和感を感じた。胸が完全に固まっている。昨日よりあきらかに痛い。
おっぱいが硬くなって胸に張り付いて、かちんこちんなのだ。
もう、上も下も痛くて、おまけに妊娠時からの腰痛もプラスされて泣きたくなる。
検診で、切開したところは明日抜糸するという。縫ったところがつって痛い。
でも自分を気にしている暇もない。赤ちゃんは容赦なく泣く。
硬いおっぱいに硬い乳首。それでも一生懸命吸い付いてくれる赤ちゃんを見ているとあまりに健気でなんだか不憫でならなくなる。痛くてもがんばってやわらかくするからね!なんてこっちも必死。
病院の食事は美味しくてボリューム満点。でも全部食べてしまうとおっぱいが張るので残す。
シャワーも、胸に直接お湯をかけると温まって更に張って硬くなるので胸はなるべくかけない方がよいと言われたので、シャシャっと入る。当然体が温まらないので寒い。
これっていつまで続くんだろうか・・・ひょっとしてずっとこのままなのでは・・・と不安になる。
それでもなるようにしかならないから、流れに任せるしかない。
明日は明日の風が吹く。明日は下と上、どういう風になってるんだろう・・・
まだ痛いか? まだ硬いか? それともぴゅーぴゅー出るか?
あっという間の1日が過ぎ、10時のミルクタイムを終えて、赤ちゃんを新生児室に預けて就寝。
1月13日(4日目)
朝6:30、いつものように検温と血圧、それとともに赤ちゃんも部屋に連れ込まれる。
この日の検診で抜糸してもらい、少し痛さが落ち着く。
しかしおっぱいが更に硬くなってボーリングの玉のように。あまりに痛いのに汗・・・
中ではミルクは製造されているものの、穴が開通しきっていなくてどんどん溜まっていっている状態らしく、パツンパツンでカチカチの巨乳に。叶姉妹もびっくりのおっぱいだ・・・
あまりに痛くて助産師さんにマッサージしてもらったが、これがまた痛いの何の!
痛すぎて顔が歪んだが、痛い顔をするより笑顔を作ったほうが痛み和らぐような気がして笑ってみた。
笑ってみたら声まで出てしまって、「エヘヘッ!イ、イテッ、エヘッイタ!エッヘヘ・・」と、おかしなことに。
他に気を散らそうと、部屋の中を見ると、助産師さんの後ろで他人事のように私を見ながら、友達の差し入れしてくれたゴマせんべいを、袋片手にバリバリ食べる夫が目に入った。
ユキムラ無性に腹が立ち、「なにのんきにおせんべなんか食べて!」と八つ当たりしてしまったのだった。
1月14日(5日目)
3時間おきの授乳やオシメ換えもだいぶ慣れてきたが、まだおっぱいが出きらない。
しかも両方で出かたが違うので、おっぱいの大きさが左右で違ってきてしまった。
赤ちゃんには左右のおっぱいを吸ってもらった後、ミルク50ccを飲ませる。調整乳を一気に飲みほすところをみると、やはりおっぱいが十分出ていなくて足りていないということが分かる。
助産師さんや先生はもうじき出るようになると言ってくれたけど、本当にぴゅーぴゅーと飛ぶように出るようになるんだろうか?相変わらずたまり気味でカチンカチンのおっぱいだ。
絞ってもにじむ程度。飲ませる前にマッサージして乳首を柔らかくしてあげるのだが、痛くて大変。
明日はいよいよ退院で、夜も一人でミルクを与えなくてはならない。ちょっと不安だ。
今後の24時間戦闘態勢になるので、病院最後の夜は8時に赤ちゃんを預けて寝てしまった。
1月15日(6日目)退院
いつものように7時半に朝ごはんを食べた。病院最後の朝ごはんだ。
病院でのお食事は、ボリューム満点でどれもとても美味しかった。なんだか早かったな。
午前中、9時半ぐらいに私と赤ちゃんの最後の検診を受け、その後赤ちゃんの沐浴実習。
そして最後に丸山先生が夫と赤ちゃんと3人の家族記念写真を撮ってくれる。
会計時には先ほど撮ったばかりの写真をもらって、退院だ。
車から見る久々の外の景色はなんだか春めいて見えたけど、私の気持ちのせいもあるだろう。
さて、いよいよ赤ちゃんとの生活がスタートだ。これからが本当に大変なのだ。
丸山産婦人科でもらえるグッズ
- 入院セット
お産パッドL10枚入り×1
お産パッドM10枚入り×2
産褥ショーツ2枚(2タイプ)
ノンアルコール濡れコットンA20包40枚入り(おしりの洗浄用)
ノンアルコール濡れコットンB25包(おっぱいを拭くためのもの)
お臍の消毒セット(赤ちゃん用)入院時にあったらよかったものは、ナイト用の生理用品。病院でもらえたお産パッドが足りなくなった為、私は家においてあったナプキンを夫に持ってきてもらいました。
この他、産褥ショーツもセットに入っていますが、これのほかにもう少し換えでもっていくと、診察の時にパンツをはいたままで診察台にあがれるので、便利です。 - 退院時の記念品
記念の足型
生まれて初めての沐浴記念写真
家族写真(退院時の)
アルバム
哺乳瓶1本(病院で使用していた同じもの)
粉ミルク(病院で使用していた同じもの)
粉ミルク計量スプーン
ミルトンの消毒液サンプル
育児日記
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